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高齢者の一人暮らしと老人ホームを考える

一人暮らしの高齢者が増えているといわれています。厚生労働省のデータによりますと、10世帯に1世帯以上は一人暮らしの高齢者であることが分かっています。 少子高齢化が原因であるのは間違いないのですが、本当にそれだけが理由なのでしょうか。 その奥に潜む、高齢者の一人暮らしの問題と課題についてお伝えします。
医療従事者

みなさんもご存知の通り、高齢化が社会問題となっており、国民の4人に1人を超えて、まだまだその割合は増えていくことが分かっています。 また2025年には、ベビーブームに産まれた団塊の世代がすべて後期高齢者になりきり、医療や介護の必要性はますます高くなっていくことでしょう。 そのような背景の中で、一人暮らし高齢者が増えています。昭和の時代であれば、子供との同居が普通でしたが、いまは核家族化が進み、高齢者だけの単独世帯が増えてしまったのです。 ではなぜ核家族化が進み、一人暮らし高齢者が増えてしまったのでしょうか。


昔は、世帯の中にお祖父ちゃんから孫まで暮らす家庭が普通でした。家族みんなが支え合って生活していたのです。 しかし時代の変化とともに、生活スタイルが変化してきました。個性を活かすことができる時代となり、自由度が広がったのです。若い世代の考え方に変化がおき、自由を求める生活へと変わっていきました。その象徴たるものが晩婚化、少子化です。結婚や出産に価値を求めない人が増えたのです。 すると親と同居せずに、結婚すると単独世帯として生活することが普通となりました。親は親、子供は子供と考えるようになり、親の面倒を子供がみることも普通ではなくなったのです。これが高齢者の一人暮らしが増えた根本的な原因です。 親自身も「子供に負担はかけたくない」との理由から、死ぬ場所は自宅から病院へと変化しました。現在、約8割の人の死ぬ場所は病院なのです。


高齢者の一人暮らしに問題が山積み
人はどれだけ元気であったとしても老いていきます。年を重ねると、病気になりやすくなり、身体能力は衰えます。こればかりはどうしようもありません。 いま、高齢者の一人暮らしが増えている状態で、「孤独死」「認知症」「介護」など問題が山積みになっています。 また核家族化が進んでしまったことによって、「介護離職」という新たな問題も出てくるようになりました。実家のお年寄りのお世話をしなければならないために仕事を辞めてしまい、結果、介護負担などの悩みから「虐待」「介護殺人」などに発展することも懸念されています。


このような社会的な背景を変えていくことは、なかなか難しいことであって、親の介護を子供が担うという図式は現実的ではないと考えられます。子供の人数が少ない中で、自分の生活に加えて親の介護を担うことは、間違いなく生活の破たんを意味しています。 そもそも介護保険制度が導入された理由は、このような社会的背景によるものですから、これからの社会は介護保険制度を含めた制度をうまく活用していくことが、高齢者の一人暮らしを支えるためには大事な考え方であるといえるでしょう。 子供が親の介護を担うのではなく、親の介護のために子供が必要な制度を導入するなど、コーディネート役になることが大事です。


老人ホームという選択肢
このような時代ですから、老人ホームをうまく活用することも大事です。 昭和の時代で老人ホームといえば「捨てられた」というイメージがありましたが、いまは高齢者の新しい生活の場として、スタッフに支えながら自立した生活ができるのです。 実際、死に場所として「老人ホーム」を選ぶ人が増えています。自宅で死ぬ人はそれほど変わりませんが、病院で死ぬ人が減っており、老人ホームで自分らしく死ぬことを望む人が増えているのです。 いくつになっても自分らしく生活することが大事です。「親」と「子供」、双方が納得のいく生活をするために、老人ホームという選択肢を持っておくことも必要でしょう。

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